調査: 高校教育制度研究会
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本調査では東京都内の全日制私立高校と全日制都立高校の
両者の学費を比較し、その実態を受験生および保護者に明かす
ことを目的としたものである。
2011年現在、東京都立高校は授業料の完全無償化が実現。
一方で、私立高校は平均して前年比で2割以上の授業料増額
を決めている。もちろん全ての私立高校を十把一絡げに語る
ことは難しいが、総じて学費は年を追うごとに高額化している。
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まずは高校1年次の1年間に掛かる平均学費を明らかにする。
全日制都立高校の入学金は5,650円、全日制私立高校の入学金
は平均30万円、授業料は都立高校が0円、私立高校が平均50万円。
制服費や設備費等その他が都立高校が5万円、私立高校が平均20万円。
1年間の費用は、都立高校が約6万円、私立高校が約100万円である。
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次に通常資料からは見えない費用を明らかにする。
私立高校は上記のほかにも「見えない学費」が掛かることで知られる。
「見えない学費」の存在を知らない保護者が入学後に戸惑う例も多い。
例えば私学の寄付金の存在だ。多くの私学では寄付金がほぼ強制となって
いる実態があり、寄付金を1口も納めない家庭は白い目で見られる。
都内私立高校の寄付金は1口10万円が平均。3年間で4~5口を納めるのが
平均となっている。お金持ちの多い私立学校は額が非常に高額である。
偏差値の低い私立学校は寄付金の額も低下する傾向が見られた。
学校の先生が行う補習や講習参加に関しても、都立高校が無料であるの
に対して、私立高校では講習料を取るのが一般的である。講習料は予備校
と比較して安価であるものの、1講座につき数千円、複数講座を取れば
万単位の出費となる。修学旅行などの合宿行事に掛かる積立金の平均額も
私立高校と都立高校では大差があり、数十万円もの違いになって現れる。
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以上の調査から、いわゆる見えない学費を含めた私立高校と都立高校の
学費差は、1年間で100万円を大きく超えることが明らかになった。
- 最終更新:2011-06-12 01:41:13
